知床☆旅行

知床の旅行プラン

知床の旅行プランを考えてみました。

 

知床は2005年に世界遺産に登録されました。それ以降、知床は観光地として一躍脚光を浴びているようですね。気に入っている場所なので、うれしい反面、あまり荒らされたくないような、複雑な感じです。

 

 

北海道のさらに「北の果て」・・・私にとって知床の印象はそんなイメージです。
(知床在住の方、ごめんなさいm(__)m )
私が初めて知床へ旅行に行ったのは学生の頃、まだ青函連絡船が現役で、人々や車などを乗せて動いている時でした。

 

東京から夜行列車に乗って青森へ、そこから青函連絡船で函館、さらに電車に乗り換えて札幌まで。東京から札幌まで20時間程度はかかったでしょうか・・・。
知床へは札幌からさらに夜行列車に乗って釧路へ行き、さらに電車を乗り継ぎ、自転車を組み立てて、羅臼(らうす)から知床峠を越えて行きました。
学生ならではの、時間をかけた貧乏旅行でした。懐かしいです・・・。

 

今はそんなにノンビリとしたことをする時間もありませんから、お金を使って、飛行機でひとっ飛び+レンタカーの2泊3日プランを考えてみました。

 

 

◇◆旅行プラン◆◇
1日目:朝一番の飛行機で羽田空港を出発。女満別空港へ移動。
レンタカーを借りて知床方面へ移動(約2時間)
知床峠を越えて羅臼で食事(トド肉にチャレンジ!)後、知床五湖でノンビリ過ごす。知床泊

 

2日目:午前中はカムイワッカ湯の滝で豪快な露天風呂を満喫。
午後は遊覧船で海上から知床の自然ウォッチング。
知床泊

 

3日目:知床からレンタカーで美幌峠に向かう。
屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖、オンネトーの湖巡り。
釧路空港へ移動、夕方~夜の飛行機で羽田空港へ。
(最終便の場合、夜10時過ぎに羽田空港着)

 

総費用目安:約10万円~15万円(宿泊先により変わります)

 

 

◆1日目:

原生花園

本数は少ないのですが、知床へは女満別(めまんべつ)空港が最も近い空の玄関です。
羽田空港からは約1時間40分で到着します。

 

朝一番の便で飛べば、10時頃には女満別空港に到着です!
近いですね!?

 

女満別空港に着いたら、早速レンタカーを借りていざ知床へ!・・・と言っても、車で約2時間かかりますから、まあのんびり、北海道の自然を堪能しながら行きましょうね(笑)
6月から7月頃に行くことができれば、国道244号線に沿い、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれたあたりが原生花園、野生の花々が私たちを迎えてくれるはずです。北海道でしか味わえない自然のどうせ通り道ですから、ちょっと寄り道してもいいですね!

 

お昼は知床峠を越えて羅臼(らうす)へ・・・トド肉を食べてみませんか?
羅臼(らうす)は、日本では数少ない「トド肉」を食べることができる場所です。

 

流氷と一緒にやってくるトドを、実際に捕獲したものなのだそうです。
味は、鯨肉に近い感じ。若い人にはピンと来ないかもしれません・・・。
すごく美味しいというわけではありませんが、知床に来た記念に(?)いかがでしょう!?

 

道の駅「知床・らうす」でトド肉が定食で食べることができます。
もちろん、他のメニューもありますから、ご安心くださいね(笑)

 

無事昼食が終ったら、知床峠を戻って、知床五湖に参りましょう。
知床五湖は、周りを原生林に囲まれた、文字通り五つの湖があります。

 

どの湖も大変神秘的で、遠く知床連山を眺めながら歩いていると、日本にいることを忘れてしまう感じです。
五つの湖をゆっくり回っても1時間程度ですが、時間が無い場合は、一湖、二湖だけなら30分程度で回れます。

 

五湖を巡ってきたら、レストハウス内でちょっとお買い物!「サーモンハム」と「果実酒」を買って、外でちょっとレストタイムなんていかがですか?

 

朝から動きっぱなしだったので、ここ知床の自然の中でゆっくりくつろいで「日常からおさらば」な気分に浸るのが、とても北海道らしいと僕は思います。

 

自然のゆったりした流れを思う存分満喫できたら、本日の宿にチェックインしましょう。

 

 

◆2日目:
時間的に結構大変ですが、知床の自然を満喫するには、これくらい頑張らないと!

 

朝から遊覧船で観光もいいのですが、カムイワッカ湯の滝でしっかり露天風呂を楽しむには、朝から行かないと難しい・・・。本来は秘湯なのですが、今やすっかり一種の観光スポットになってしまったカムイワッカ湯の滝です。
ウトロから朝一番のバスにのって、とにかく向かいましょう!
温泉に入るには、滝をさかのぼって行かなくてはならない・・・そういう意味で、なかなか大変な場所ですが、20~30分くらい頑張れば、無事湯壷にたどり着くことが出来ます。
せっかく知床に来たのですから、頑張って行きましょうね!

 

泉質は酸性硫黄泉。けっこうヒリヒリする感じなので、お肌の弱い方はおすすめできません。
それから、脱衣所などありませんので、水着着用は必須です。
少しゆっくりしたらウトロに戻って、午後は海上から知床半島見学に行きましょう!
知床は自然が素晴らしいのですが、地上からは見ることが出来ない(行けない)ところもあります。そこで海上から絶景スポットを見る観光船があります。

 

海上からの観光は、知床岬まで行くコースが理想だと僕は思っていますが、往復4時間程度かかるので今回のプランでは、時間的に無理です。

 

知床半島

そこで、今回は硫黄山コースに行きましょう。それでも、充分に知床の自然の雄大さを満喫出来ること請け合いですし、午前中に行ったカムイワッカの滝が海に流れ込むところを見ることができます。
それもまた一興かと思います。

 

観光船で知床半島の自然を満喫したらウトロに戻って、夕陽台からオホーツクに沈む夕日を眺める・・・。少しだけハードな一日の締めくくりとしましょう。

 

 

◆3日目:
いよいよ最終日ですが、今日は少し欲張って、湖めぐり!!! 
目的地は屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖、そしてオンネトーです。

 

本当は知床でのんびりもう一日、というのが本来のポリシーなのですが・・・すみません。そのポリシーを曲げてでも、ここは行く価値がありますです(笑)

 

実は、この4つの湖に行くには、知床からは直線距離で近い道もあるのですが、あえて女満別空港付近を通過していくルートを取って行きます。

 

つまり、1日目に通った道を戻ることになるのですが、これには理由があります。
それは、美幌峠を越えて行きたいからなんです。
美幌峠までの道は、すみません・・・それほど面白くないと思います。山道をくねくね上っていくだけなんです。

 

しかし!美幌峠を登りきったとたん、そこには突然と屈斜路湖と一面の展望が開けます!本当に「突然」と言う言葉がぴったりくる感じです。
その素晴らしいことといったら!・・・言葉ではなかなか表現が難しいです。
ぜひぜひ、皆さんに実際に体感していただきたい景色です。

 

摩周湖

美幌峠からの景色を堪能したら、続いて「霧の摩周湖」へ足を伸ばしましょう。
摩周湖には第一展望台、第三展望台、裏摩周展望台と3つの展望台があります。

 

第一展望台は売店や駐車場がしっかりあり、一番行きやすい場所です。しかし、当然人が多いため、のんびりするには少し不向きです。

 

のんびりと摩周湖の景色を楽しむのなら第三展望台がお勧めです。
第一展望台から少し離れた場所にありますが、まあまあ行きやす場所にあります。
売店がないため人も比較的少ないので、摩周湖の景色をゆっくり楽しむことが出来ます。

 

さらにさらに摩周湖を楽しむには、裏摩周展望台へ!摩周湖の神秘性を最も感じることができるといわれています。
残念ながら、私は行ったことはありません・・・。

 

第一展望台、第三展望台より湖面が近くに感じることができますし、霧の切れ間から湖面を見ることができるチャンスも多いそうです。

 

以下に紹介する、阿寒湖やオンネトーを断念すれば、裏摩周展望台は行く価値はかなり高いと思います。
そうそう、忘れていましたが、屈斜路湖も摩周湖も、火山の噴火などによって出来た窪地に水がたまってできた「カルデラ湖」というタイプの湖です。ですから湖を見るためには少し山を登る必要があります。

 

ちなみに、屈斜路湖はカルデラ湖の中で日本最大、摩周湖は水の透明度が日本一と、いずれもそれぞれの分野で日本一の湖です!
阿寒湖は「まりも」であまりにも有名な湖ですが、湖畔にはアイヌの民芸品の販売など観光地としては非常に楽しめる場所だと思います。
ただ・・・あまりにも観光地観光地していて、自分はそれほど好きではありません。
それよりも次のオンネトーへ急ぎたい気分です。

 

・・・すみません。あくまで自分の私見ですので、あまり気になさらないで下さいね。観光地として、本当に楽しめますので・・・。

 

オンネトー

オンネトーは、ほとんどの方があまり知らないと思います。
こじんまりとした湖。

 

名前の意味は、アイヌ語で「大きい沼」あるいは「年老いた沼」・・・湖というより池(?)というほうが合っているのかもしれません。小さい湖です。
しかし、湖畔から遠くに雌阿寒岳と阿寒富士を仰ぎ見る景色は、これでなかなか良い感じです!

 

オンネトーをお勧めする理由は景色のほかに温泉の素晴らしさがあるからです!
近くにある野中温泉は総檜作りのお風呂。泉質は硫黄泉で、いかにも温泉といった風情が味わえます。
温泉でのんびりして、知床からの旅の疲れを充分癒してから帰路につくのが知床の旅の締めくくりにふさわしいと思いませんか?

 

帰りは、釧路空港から羽田空港へ。オンネトーから釧路空港までは車で90分程度みれば充分到着できます!
最終便は20時過ぎにありますから、乗り遅れにだけ注意して、最後の北海道を楽しんでください。

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